今年で3年目となる、宮城県・仙台市での
乾田ドリップファーティゲーションによる米栽培。
5月末に播種~10月中旬に収穫、でシーズン3を終えました。
【乾田ドリップファーティゲーションによる米栽培の目的】
水田からの温室効果ガス(メタン)の発生を深刻に捉え、
メタンの発生を抑制して土壌への炭素貯留を促進する
乾田ドリップファーティゲーションが水田に替わる栽培方法であることの証明。
【実験内容】
170㎡の乾田と隣の水田区の栽培過程と収穫物を比較し、
①同等の収量・品質が確保できるのか
②栽培にかける労力は削減できるのか
③水・肥料は削減できるのか
【前回(2021年)の課題】
・除草(雑草がはびこった)
・資材トラブル(作動不良を起こした)
・水管理(資材トラブルにより、適切なかん水が行われなかった)
【今回の対策】
・雑草対策
・水管理の徹底
・センサーの追加により監視体制を強化し、資材トラブル回避
【生育の様子】
5月初旬 除草剤の事前散布
5月28日 播種
6月中旬 発芽と4種類の雑草が発生を確認。
7月上旬 中央は除草剤の効果が表れているが、周辺には効いていない様子。
雑草の種類を調査。散水は順調。
8月上旬 除草剤が効かない雑草が生えて、稲の生育を邪魔している。
発芽率は昨年よりも良い。
9月中旬 収穫まで、あと一息。
穂出は9月頭、6~7本に分げつしており昨年より生育が順調。
10月中旬 収穫直前。
アップで見た様子。
10月15日 収穫終了。
12月現在、収穫米の食味審査中です。
実験結果については、審査終了後にレポートいたします!