5月に開始したカボチャの栽培実験。

露地で5種類のカボチャを、ドリップファーティゲーションの

あり・なしで生育状況や収量を比較します。

播種からアーチ作りまではこちらの記事でご紹介しています。

『アグリスマートAIによるカボチャの

ドリップファーティゲーション①』

 

全自動のかん水・施肥管理により順調に成長していった

カボチャ。7月末には収穫できるほどに育ちました。

 

7月29日

この、葉の茂り具合の違いを見てください！

　　　　　　ドリップあり試験区　　　　　　　　　　　ドリップなし対象区　

 

左：ラグビーボールのような形、きめの細かい肉質が特徴の「ロロン」。

右：ザ・カボチャといった風情。横長、ぽってりの「えびす」。

 

ひょうたんのようですが・・・最近はスーパーなどで見かけることもある

人気の品種、「バターナッツ」。　　
　　　　　　　　　　　　　

 

どっしりと見事に育った「雪化粧」。

 

小ぶりながら、栄養価が高い「坊ちゃん」。

 

 

葉が大きく数多く茂っていた試験区、さほどでもない対象区は収量にも歴然とした差が！！

　ドリップあり試験区　　　　　　　　　　　　　　ドリップなし対象区  　

　品種×数量（平均重量 kg）　　　　　　　　　　　品種×数量（平均重量 kg）　　　 

　ロロン×１(1.24)　　　　　　　　　　　　　　　　　ロロン　収穫できず

　えびす×３(1.1)　　　　　　　　　　　　　　　　      えびす×２(0.94)

　バターナッツ×２(0.76)　　　　　　　　　　　　　　バターナッツ×１(0.64)

　雪化粧×３(1.81)　　　　　　　　　　　　　　　　　雪化粧×２(1.65)

　坊ちゃん×４(0.46)　　　　　　　　　　　　　　　　坊ちゃん×２(0.43)

 

今回、ドリップなしの対象区に固形肥料を使用していなので、重量や

食味については条件が異なるため比較できません。

（が、栽培のアドバイスをいただいている

中西ファーム・中西代表より、試験区のカボチャには

「これは、とんでもなく美味しいはずだ」とのコメントを

いただきました。）

 

実験結果：

同じ労力で、収量に明確な差が出た＝

ドリップファーティゲーションが収量UPに貢献。

 

ちなみに・・・バターナッツカボチャで作ったポタージュは、

中西代表の予想通り、とんでもなく美味でした。

（調理協力：開発技術部社員の母）

 

かん水制御システム アグリスマートAIとドサトロンを使った

カボチャのドリップファーティゲーションが始まりました。

 

5月12日

アグリスマートAI、ドリップファーティゲーションシステムを設置。

ドリップチューブの敷設を行い、５種類のカボチャの苗を植えました。

①坊ちゃん　②バターナッツ　③雪化粧　④ロロン　⑤えびす

前側：ドリップあり　後側：ドリップなし　

条件を変えて5種類の生育を比較します。

 

6月2日

順調に生長しています！こちらは、えびす。

今回はカボチャの立体栽培に挑戦。栽培指導をしていただいている

中西ファーム様にもご協力いただき、アーチを作ります。

 

 

よいしょっ！！

 

せーの！！

 

 

骨組みが完成したら、ネットをかけます。

丁寧に整えて

アーチが完成！

 

【6月2日現在の様子】

ドリップあり　　　　　　　　　　　　　

 

ドリップなし

葉の枚数、大きさに早くも違いが！

ドリップありに勢いがあります。

 

なんと、花も咲きました。子房が見えるので雌花ですね。

 

アーチにつるが巻き付き、緑のトンネルとなる日が

待ち遠しいです。

 

サツマイモ栽培に余分な肥料は不要と言われてはおりますが、

露地のドリップ推進派としまして、今回は

張り切って安納芋の養液栽培に挑戦しました。

ドリップチューブ有り無しの2ラインで検証。

 

2019/5/31　定植

2019/6/25　おおむね順調で、試験区・対象区で

　　　　　葉の生育に差は見られません。

 

2019/7/10 

向かって左が試験区(ドリップチューブ有り)、

右が対象区(ドリップチューブ無し) 

葉の生育が対象区のほうが揃っているように見えます 。

2019/8/19

素人なもので、株間のスペースにズッキーニを

植えましたら、あっという間にさつまいもの葉に覆われました。

 

その後も順調に葉は生い茂り、ドリップ有り無しの差は

変わらず確認できませんでした。 

 

 

2019/9/20 

満を持して、1株ずつ試し掘りです。 

左：対象区(ドリップチューブ無し)　　　　右：試験区(ドリップチューブ有り)

 

個体差もあるでしょうが、写真だけ見ると対象区の

ほうが市場で見る安納芋の姿ですね。 

違う結果が出ることを願って、

もうしばらく寝かせます・・・・ 

 

2019/11/1 

天候良好、収穫の日を迎えました。 

なかなか形のよいものもあり。

 

2019/11/5 

後日、事務所で計測 

試験区(ドリップチューブ有り)

 

対象区(ドリップチューブ無し)　 

　

試験区(ドリップチューブ有り)　　　7株　28個　総重量15kg 

対象区(ドリップチューブ無し)　　　9株　20個　総重量8.6kg 

試験区の重量は対象区の約1.7倍！

 

 

サツモイモ界の横綱・・・？！

 

 

レンチンで簡単な試食会。 

予想通り、試験区(ドリップチューブ有り)は、

水分を多く含んでいる分、甘さが対象区より

薄くネットリとした食感でした。 

 

収量の多かった試験区のサツマイモを使って、プリンを作りました。 

加工用サツマイモとして、活路を見いだせるか・・・？！ 

 

 

11月末の社員研修にて、1か月熟成のイモたちを焼き芋に！

ねっとり甘い焼き芋は、写真撮影を忘れるほどの

美味しさでした。

 

 

 

 

 

5月23日　平均気温20.0℃　最高気温27.7℃　晴れ

 

5月16日に播種、5月23日には一部が発芽しました。

畝間がカラッカラです。想定外の暑さです。

ドリップ有無関係なく、苗を守るために急いで水やりしました。

 

5月30日 最高気温 25.7℃　晴れ

5月24日から27日までは最高気温が30℃を超えました・・・

 

6月27日 平均気温　24.7℃　最高気温 28.2℃　曇り

防虫ネットを張っていたため、記録が一か月ほど飛んでしまいました。

固体差はあるものの、6月の不安定な気候にも耐えてがんばっています。

 

7月3日 平均気温24.2℃　最高気温 27.6℃　曇り

過去4日、日照がほぼありません。画像にも光が足りません。

 

 

7月10日 平均気温20.3℃　最高気温　23.9℃　曇り

背丈もバラバラ、花があったりなかったり。

気温も例年を下回り、日照不足もかなり影響しています。

 

7月17日 平均気温23.6℃　最高気温　29.9℃　曇りのち晴れ！

過去6日間、「降雨・日射ゼロ」が続き、ようやくこの日、晴れ間が！！！

どんなに待ちわびたことでしょう。日差しを浴びて、畑が喜んでいます！

日差しがもどってきて、無事に収穫できることを期待します！

 

7月25日 平均気温27.6℃　最高気温　32.9℃　曇り/晴れ

【悲報】

 

いつものように様子を見に行くと、大事なとうもろこしが

獣に食べられているではありませんか！！

 

これは、、、完食、、、、

そ、そんなに美味しいの？！

上半分を折られて残っていた部分の皮を

剥いてみると、粒もそろっていて

良い出来ではありませんか。

 

8/月 平均気温30.3℃　最高気温35.9℃　晴れ

【さらに続く悲報】

獣界で評判にでもなっているのでしょうか。

この日は計14本が食べられていました。

うーむ・・・

大き目の形の良いものばかり食べられてしまったので・・・

味はとても甘く美味しいです。秋の収穫に向けてリベンジ！！

 

 

 

 

 

 

稲の作付と同時に行ったのは、野菜の

露地ドリップ栽培の検証の準備です。

 

担当社員の独断と偏見で、ラインアップは

「さつまいも・ブロッコリー・キャベツ・レタス・

枝豆・トウモロコシ」と欲張って5種を

ドリップ有・無で違いを検証していきます。

おなじみの中西ファームの中西氏にご協力いただきました。

マルチと同時にドリップも敷設していきます（画期的）。

 

マルチに映る雲・・・

 

手分けして播種・定植しました。