現在世界中で地球温暖化が問題視され、
温室効果ガスの排出を削減するため全世界で
脱炭素社会への実装が進み、農業業界でも農地への
炭素貯留促進への動きが加速しています。
日本では原因となる温室効果ガスとして、メタンが CO2に次いで
2 番目に排出量が大きく、その内訳は家畜の消化管内発酵や稲作などの
農業由来のものが半分以上を占めています
(環境省 HP より「2019 年度の温室効果ガス排出量(速報値)について」)。
サンホープも、水田からの温室効果ガス(メタン)の
発生を深刻に捉え、メタンの発生を抑制して土壌への炭素貯留を促進し、
さらに水や肥料も削減できる
「乾田ドリップファーティゲーション」※という栽培方法を用いた
お米栽培に取り組んでまいりました。
※参考文献 Fawibe et al., (2018)Greenhouse gas emissions from
rice field cultivation with drip irrigation and plastic film
mulch. Nutr Cycl Agroecosyst (2019) 113:51-62
本年度、乾田ドリップファーティゲーションが
水田に替わる栽培方法であることを証明するため、
隣の水田区と比較して
①同等の収量・品質が確保できるのか
②農作業にかける労力は削減できるのか
③水・肥料は削減できるのか
の検証を開始します。
【サンホープ プレスリリース】湛水しない米栽培‐20210415をダウンロード