2021年4月18日(日)
宮城県古川の実験圃場「後藤農園」にて
栽培実験の根幹となるドリップファーティゲーション資材、
かん水制御システム アグリスマートAIの設置と
播種を行いました。(プロジェクト概要についてはこちら)
【主な資材と目的】
ドリップファーティゲーション関連=節水と減肥料
・サイクロン式サンドフィルター AKY388
・サンフラットホース
・サンフラットホース専用ドリップチューブ用継手 サーブシリーズ
・軟質ドリップチューブ
アグリスマートAI関連=かん水管理の自動化で労力削減
・かん水制御装置 スマート君
・簡易気象観測ステーション
・ゲートウェイ
・電磁弁25㎜ 2系統
☆資材は全て撤去が可能。米栽培が終了したら移動して、
他の作物の栽培に使うことができます。
【いざ、設置!】
雨天予報が一転、晴れて無風。播種日和です。
参加者はカメイ商事株式会社 相澤社長、後藤農園 後藤様、
サンホープからは社長、営業部のベテラン&若手、開発技術部の若手。
もともとは水田として利用していた農地(170㎡)に資材を設置していきます。
まずは、アグリスマートAIとドサトロンの設置。
ベテランの指示のもと、若手が動きます!
架台に液肥混入器 ドサトロン、電磁弁、サイクロン式サンドフィルター、流量計などを設置。
ポンプ、かん水・施肥関係の設備は約1時間で完成。
こちらは、アグリスマートAI。
通信機器のゲートウェイを設置し、かん水制御装置のスマート君を
操作できるようになります。
青いボディのスマート君は、ソーラーパネル付きで電源不要。
PCやスマートフォンから、かん水プログラム(水やりのタイミングや量)を
管理できるようになりました。営農記録サービスも利用できるので
作業記録などをその場で記録することができます。
約1.5時間でかん水施肥を自動化できるシステムが完成。
これが、スマート農業です!!
【かん水資材の設置】
圃場の端に、主管となるサンフラットホースを配置。
畝の数に合わせて、枝管となる軟質ドリップチューブを接続します。
まずは、計測。
穴あけパンチは、女性の力でも楽に使えます。
穴が開いたら、3月より発売開始の継手「サーブシリーズ」
バルブ付きスタートを取り付けます。
差し込み式なので施工が早い!
【いざ、播種】
ヒトメボレの種籾をセットして
撒くべし!
撒くべし!!
【いざ、通水】
ところどころ、白っぽい粒が見えますか?
1滴ずつ、点滴のようにポタポタと落ちてくる水です。
無事に通水しています!
あとは発芽を待つのみ。
資材の設置と播種は、合計5時間程度で完了しました。
施肥かん水を自動化した最新農法による
乾田ドリップファーティゲーション
①同等の収量・品質が確保できるのか
②農作業にかける労力は削減できるのか
③水・肥料は削減できるのか
の検証スタートです。