サンホープは2020年より、宮城県にて乾田ドリップファーティゲーションに
よる米の栽培実験に着手しております。
2021年、シーズン2の実験の様子は、こちらでご覧ください!
エンディングで、弊社代表益満は「あきらめるつもりは、ありません」と宣言。
その言葉通り、今年もカメイ商事株式会社(本社:宮城県仙台市)協力のもと、
3回目となる実証試験を開始いたしました。
5月28、29日、宮城県大崎市古川の実験農園で行った設備設置の様子をご紹介します。
【目的】水田からの温室効果ガス(メタン)の発生を深刻に捉え、
メタンの発生を抑制して土壌への炭素貯留を促進する
乾田ドリップファーティゲーションが水田に替わる栽培方法であることの証明。
【実験内容】
170㎡の乾田と隣の水田区の栽培過程と収穫物を比較し、
①同等の収量・品質が確保できるのか
②栽培にかける労力は削減できるのか
③水・肥料は削減できるのか
【前回の課題と今回の対策】
除草と資材トラブル、水管理が課題でした。
今回は雑草対策と水管理の徹底、昨年と異なる資材選定、
センサーの追加を行い、監視体制を強化のうえ実験に臨みます。
【資材設置の様子】
①乾田の脇にコントローラー、気象ステーション、液肥混入器 ドサトロン、
流量計、フィルター、監視カメラ、土壌センサーなどを設置。約3時間
②硬質ドリップチューブ敷設の様子
③サンフラットホースと硬質ドリップチューブを接続。
④乾田の隣にある水田と比較を行います。チューブ類の敷設は約2時間半で完了。
⑤播種の様子。発芽率を上げるため、2往復して数多く播種しました。 約2時間
⑥チューブに通水。チューブの穴から1滴ずつ水が出ました。
端の2ラインは除草しやすいように、畝を立てました。
資材の設置・播種、確認が合計8時間程度で完了。
次回は、稲の生長の様子をご紹介予定です。