こんにちは。
サンホープ・イリゲーションシステムの徳永です。
金木犀の香りに、秋を感じる頃、代官山にある
旧朝倉家住宅へ行ってまいりました。
代官山の街を訪れてた方でも、この旧朝倉家住
宅を訪れたことがある方は少ないのではないで
しょうか。
私も、前から行ってみたいと思いながら、いつで
も行けると思っていたひとりですが、今回ようや
くこの旧朝倉家住宅に行くことができまして、行
ったら行ったでいっぺんでこの旧朝倉家住宅の
ファンになってしまいました。
おもてなしの心と木の温もりを感じられる家です。
ほんの一部ではありますが、旧朝倉家住宅をご
案内させていただきます~
旧朝倉家住宅の正面
大正8年に、朝倉虎治郎によって、猿楽町の南西
斜面を利用して建てられた大正時代の和風建築
の趣を色濃く残した歴史的な文化遺産であります。
附属屋(車庫)
当時は、どんな素敵な車がとめられていたので
しょうか。今で言う、クラッシックカーでしょうか。
庭門
ここをくぐって入って行くと、どんなお庭になって
いるのだろうと、わくわくと想像をかきたてられます。
雨でも情緒があります。
現在会議室になっている部屋からの眺め
鳥が気持ちよさそうに鳴いているのが聞こえて
まいります。
同じく現在会議室となっているお部屋からの眺め
石臼があちこちにあり、朝倉家の石臼のことだけ
を興味深く調べようとしたら、ほんとに日本の深い
歴史を知り得ることでしょう。
庭の飛び石にも石臼が使われています。
お庭の方より
お部屋からお庭を眺めてもよし、お庭よりお部
屋を眺めてもよし、両方よしです。
角の杉の間のガラス窓
現在のガラスとは全く違う、昔ならではのゆらゆ
らして見えるガラスです。
ある意味、この昔ながらのガラスが明治大正時
代にいる雰囲気にさせてくれるフィルターになっ
ていて、このガラスを通して見えるお庭もゆらゆ
らしてなんだか素敵です。
中庭
この旧朝倉家住宅は、どのお部屋からもお庭を
見ることができる造りになっているので、ほんと
にどんだけお庭へのおもいが強かったかがうか
がい知れます。
茶室
四角い窓、ある意味額縁のようで情緒があります。
この茶室の窓からもお庭が美しくのぞめて、客人と
主人とが気持ちのよい空間でお茶を楽しまれ、きっ
ときっとその時間はゆったりとながれていたことで
しょう。いいですね。
円窓の部屋
丸い窓の先にもお庭が。なんておしゃれなんで
しょう。
床の地袋の棚
ななめにつくられている地袋なんて初めて見ます。
朝倉虎治郎と大工さんの高度なこだわりが感じら
れます。ぜいたくかつおしゃれです。
奥の杉の間
このお部屋に入った一瞬でこのお部屋が好きに
なり、勝手に私のお気に入りのお部屋となりまし
た。
ここからお庭を眺めると、ほんとにここは崖の上
に建てられていることがよーくわかります。
この部屋のこの縁側は、ほんとに特別席です。
特に何かぼーっとしたい方へ大変おすすめの縁
側であります。
紅葉はちょっとまだ先かな。
お気に入りの場所からの眺め
もともとの自然な地形(崖線)を残してそこをうまく
生かし融合させているのがよくわかります。
高い所好きな私にとっては、最高によい眺めです。
ここ旧朝倉住宅は、代官山の歴史文化を語る上
で、絶対に欠かすことができない重要なポイント
の所でもあり、こだわりつくして造られたこの旧
朝倉住宅と現在あるヒルサイドテラスの建ち並
ぶ代官山の街に相通じるものが感じられて興味
がわいてきます。
こんなにすばらしい国の重要文化財を、なんと
大人100円で見学することができます。
ここへこうしてきれいに今に残して守ってきて頂
いていることを思うと、ほんとに多くの人に見て
もらい気持ちです。
きっと訪れた方それぞれが大切な何かを感じ
てもらえるのではないでしょうか。
私は毎回、私ってやっぱり○○○なんだなぁと
思って帰ってくる次第です。
ぜひ代官山の街へ来られたら、この旧朝倉家
住宅へちょっと立ち寄ってみてくださいませ。