開発技術部トマツリです。
取引メーカーの技術講習を受けるために
未知であり謎の国、イスラエルに行ってきました。
(すべての写真はクリックで拡大)
日本からの直行便はありませんので、
飛行機を乗り継いでの渡航です。
思いのほか時間がかかりましたが、
韓国の仁川(インチョン)空港がアジアのハブ空港と自称するだけあって、
非常に設備が整っていて驚いたのと、
羽田空港国際線ターミナルの早朝・深夜便は
案外不便なものだと分かったのが収穫でした。
仁川で乗り換えの飛行機を待っていると、
↓おお、これは噂のウツボさん(A380-何となく魚のウツボに似てるので勝手に命名)じゃないですか。
さすがにでかいですなあ。この写真を見て興奮しているサンホープ社員は・・・、
約1名のみのようですね。
奥にサンマさん(B777-こちらも見た目から勝手に命名)が見えますが、
全長はあまり変わらないはずなのですが、ウツボさんが太い分、大きく見えますね。
イスラエルでの講習は北部のゴラン高原に近い場所だったのですが、
数年前に隣国からいろいろな物が飛んできていた、というだけあって
街(集落のようなもの)にはところどころに石積みのシェルター
(防空壕のようなもの?)があり、何か非常に生々しさを感じます。
今は比較的落ち着いているようで、安心でしたが。
イスラエルの年間平均降水量は500㎜程度だそうです。
ただ、イスラエルと一言でいっても気候はいろいろで、
雨が降るところもあるようです。
ちなみにテルアビブでは9月に雨が降ったことはない、
と聞いていましたが、
イスラエル滞在の最後2日間はテルアビブにいたのですが、
2日とも雨が降りました。
異常気象か、私は筋金入りの雨男か・・・。
車などで移動していると、景色は基本的に黄土色です。
ところどころに見える果樹園なども、場所によっては砂埃のせいか茶色に見えてしまいます。
全てがサンドブラウンです。
奥にうっすらと見えるのはゴラン高原
果樹もなんだか砂埃色に見えてしまう・・・
そうそう、サンドブラウン、イスラエルと言って思い浮かべるのは↓これですよね?
サンホープの社内で同意を得られるのは約1名のみのようですね・・・。
ドリップかん水発祥の地だけあって、街中、道路脇の植栽、露地作物には
必ずといってよいほどドリップチューブが設置されていました。
そしてチューブは茶色。なるほど、サンドブラウンの土地だからこその茶色ですね。
日本で土と聞いて思い浮かべる色は「黒」ですよね。赤土の多い土壌でない限りは。
もし日本でドリップチューブが発明されていたならば、
緑化向けのドリップチューブの色は間違いなく黒になっていたことでしょう。
先ほど登場のサンドブラウンの鉄の馬は砂漠地帯で目立たないようにするため、
というのは皆さんご承知の通り。それと同じ原理の物が他にもありましたよ。
↓よーく見てくださいよ。背景に溶け込んだ「何か」が見えるはずです。
(写真をクリックする前に、心臓の弱い方はくれぐれも注意してくださいね)
これぞ迷彩色。完璧ですね。さすがです。かないません。
世界の三大宗教のうちの二つの聖地とされるエルサレムを擁するイスラエル。
周辺諸国とのいろいろなこともありますが、想像していたよりも普通な場所でした。
熱心な人は死ぬまでに一度巡礼に行かなければ、と思うような場所ですが、
思いかけずふらりと訪れてしまった無宗教な日本人の私をお許し下さい。
↑遠くに見えるのは、神聖過ぎて近くで写真を撮ることすら許されない、かの有名な壁
そういえば今回出会ったイスラエル人の一人は、
天照大御神はイスラエルから日本に渡っていった、と言っていました。
まあ、そのへんの解釈はそれぞれに任せるとして、
古代の日本にも少なからず影響があった(かもしれない)、
まさに異国情緒あふれる(当たり前か)土地でした。