こんにちは、営業の山田です。
今回は私が学生時代を過ごしたアメリカ・アイオワ州をご紹介します。
見渡す限りのコーンと大豆の畑がアイオワの典型的な風景です。
コーンと大豆の生産量は全米一で、多くの農家はコーンと大豆の2年輪作を行っています。
豚の生産量も全米一多く、牧草生産や放牧地として、輪作体系に加える所もあります。
大体平均的な農家で約200ha、同級生で1200haの耕作地を持っている人もいました。
少し前に原油が高騰したとき、アイオワの農家がバイオエタノール生産用の方が高く売れるので、
本来大豆に交代するところでもコーンを選択して作るようになった、というのがニュースになりましたが、
バイオエタノールの生産・導入も盛んで、補助金が出ているので、レギュラーガソリンよりコーンで作る
ハイオクの方が安いというのに行った当初は非常に違和感を感じました。
非常に肥沃な土地で、土壌サンプリングをすると、分厚い、黒い有機層が見てとれます。
昔プレーリーという大草原で長い時間かけて有機物が蓄積した結果です。
大規模農業によって、これまで蓄積した肥沃な土地も急速に消費され、土壌流出も大きな問題となっており、
流出を減らす不耕起栽培や、有機物を土壌に戻す循環型の農業等、色々な研究が盛んなところです。