さまざまな産業・分野に於いて、イスラエルの高い技術が世界で脚光をあびている中、今回は「日本イスラエル60周年」行事の一環として、「シャロム・シムホン産業貿易労働大臣訪日記念イベント-イスラエル・テクノロジー・デイ2012」が今週2月7日、東京ホテル・オークラで開催されました。
残念ながら、当日シャロム・シム産業貿易労働大臣は、急きょ欠席となりましたが、午後4時から7時まで開かれた講演では、隠れたイスラエルのハイテク技術を改めて認識する、たいへん興味深いものばかりでした。
2009年に「ノーベル化学賞」を受賞した「アダ・ヨナット教授」のスピーチでは、生物物理学的手法に裏付けられたX線結晶学を読み取ってタンパク質の生合成と、遺伝子情報を読み取ってタンパク質に変換する細胞粒子であるリボソーム、その発生源ならびに厚生部室による抑制の問題、を取り上げたもので、専門外であるわれわれにはちょっと難しい議題でした。
(株)富士通研究所 常務取締役 佐々木 繁氏による講演では、日常われわれが生活するなかで使われている、さまざまな製品に、イスラエルと日本の技術が反映された事例が紹介され、イスラエルの技術の身近さを感じました。
「アクテシム・アガン・ジャパン(株)」からは、ジェネリック農薬の事業展開について紹介があり、改めて、農薬の将来的な方向性を考えることきっかけになりました。 「イノベーションの国、イスラエルの研究開発と国連連携」というタイトルで、イスラエル国産業貿易労働省の科学者の講演、そして京都大学法学部の学位を有し、弁護士の資格を利用して、ベンチャーを始めたデビッドー・ヘラ-氏が、イスラエルハイテクと世界を結ぶ架け橋というサブタイトルで、ベンチャーキャピタル産業の役割、と題した講演もありました。
日本イスラエル60周年のうち、弊社(株)サンホープは、40年以上前からイスラエルのメーカーとの取引を開始し、さらにイスラエル製品の日本での拡販に貢献しています。この功績を讃えられ、前社長がイスラエル大使館より表彰を受けたことが、未だにイスラエル大使館に記録されているのか、今回はイスラエル大使館より、じきじきに、このようなイベントへのご招待を頂き、弊社の大きな誇りであることも、今回はお知らせしたいことでした。 イスラエル大使館の後援する東京都交響楽団が、この日本イスラエル国交樹立60周年記念として今月コンサートを行っていることもあり、この日は、東京と交響楽団メンバーによる弦楽四重奏がレセプション会場で楽しめました。
益満ひろみ
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2012/02/10
日本イスラエル六十周年
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