社長の益満ひろみです。
先週末、太陽光パネルの洗浄・冷却プロジェクトの調査で、鹿児島県霧島へ出かけてきました。
アメリカに長年住む私が、この温泉を楽しむ機会を逃す手はない、と、
霧島に散在する温泉の中の「妙見温泉」(みょうけんおんせん)を訪ねて来ました。
旅館へは、この川を渡る橋を越えて行く。川には澄みきったきれいな水が流れていた。
国道沿いに多くののぼりが風になびいており、近寄ってよく見ると、「龍馬ハネムーンウォークin霧島」
と書かれていました。
それでわかったのは、ここ妙見温泉は、1866年坂本龍馬と妻お龍が日本で最初の新婚旅行で訪れ、
日本で最初の国立公園として指定された地が霧島であったことがわかりました。そこで、
私の日曜日の予定は、この龍馬のゆかりの地を訪れることと決定したのでした。
斎藤茂吉の詩
山道に入ってすぐのところで見つけた栗
車一台がやっと通れる車道から、民家がちらほら見える、山への田舎道から旅は始まりました。
山の車道
詩が書かれた、道しるべは、途中ずっと続いている
ハイキングを始めたのが、午前9時であったため、高い杉の山林には日が差しておらず、
ホトトギスの鳴き声がなりひびき、聞こえるの川のせせらぎの音だけ。
川の水は、誘惑されるように、澄みきり、
徐々に上ってくる太陽の光と山林の影を映し出していた。
人がやっと通れる山道には、前日の雨で濡れきった落ち葉が敷き詰められ、山の寒さにさらに拍車をかけていた。
狭い 山道
苔で覆われた川の石
奈良時代、当地に流されたと言われる、和気公麿公が立ち寄ったという露天
和気湯 - 山の中の小さな露天風呂
山登りを初めて、約45分。標識を見て、ホッとしたところ。もう少しだ!
滝まであと250m
近くに掛かっていた、下が丸見えの鉄の橋。
いよいよ見えてきました。目標の「犬飼の滝」
犬飼の滝
天孫降臨神話の霧島山を源流として鹿児島湾へそそぐ天降川。この地は急峻な地形により、
激しい浸食を繰り返し深谷をなしている。
犬飼滝周辺には、渓谷に囲まれた出湯の里、新川渓谷温泉郷、和気神社と遺跡名勝があり、
古来から多くの著名人が訪れている。史実によると西暦769年には、皇位争いをめぐり、
道鏡の怒りにふれ和気公麿公がこの地に流され1年間滞在している。
この間、和気公は村の美女を生贄に供える河童祭の陋習をやめさせたほか、
中津川に開削工事をし、人々や田園を守るため河川変更の大事業を行った。
1585年島津家の家老上井覚兼が、安楽、犬飼を訪れ日記に犬飼滝を詠んだ歌を記してから
その後有名になり三州隋一の名勝の地といわれるようになった。
1866年坂本龍馬、お龍夫婦がこの地を訪問。これが日本最初の新婚旅行と言われている。
このあと、霧島の旅、第二弾を書きます。