3月11日（木）晴れ

今春（間もなく・・・！！）、

露地栽培のかん水管理を効率化するための

インターネットを使ったかん水制御システム

「アグリスマートAI」が発売開始となります。

 

アグリスマートAI をざっくり説明しますと。。

①圃場にネットワーク機器のゲートウェイ、かん水制御機器、

各種センサーを設置して無線で接続。

②PCやスマートフォンなどでかん水プログラムの操作や管理などを

行えるクラウド型営農記録サービスを設定。

③プログラムに沿ってかん水システムが作動し、自動でかん水制御。

④かん水プログラムの設定変更、圃場状況の確認など、日々の作業はクラウドで管理。

 

 

製造メーカーはアグリスマート社。

植物の力を最大化し、人の作業量を最小化させて

生産性を向上させるサービス、システムを開発しています。

 

かん水制御機器のひとつ「スマート君」は、各種センサーと接続し、

独自のアルゴリズムでかん水プログラムを決定・実行する

自動かん水制御システム。クラウド型営農記録サービスで

圃場のモニタリングや農作業内容の記録、共有も可能です。

農園内にあるオリーブ畑に数年前から導入されていて、その精度を

高めていました。

何度目かのモデルチェンジを経てついにサンホープでも販売開始です。

 

開発者のアグリスマート社 金丸社長 を招き、密を避けつつ

社内研修を実施しました。

簡易気象観測ステーションとゲートウェイ。

 

青いボディが清々しいスマート君。軽々と持ち上げられるので

移動が簡単。圃場内で場所を変えつつかん水を行う農家さんに

ぴったりです。ゲートウェイと離れていても

しっかり接続されていました。

 

付属のセンサー「太陽君」。日射量を測定。

土壌の乾燥度を測るテンシオメーター。

 

スマート農業という言葉の広がりとともに、いろいろなメーカーから

かん水制御システムも発売されています。が、実は多くがハウス向け。

スマート君は露地向け です。

太陽光パネルによる自家発電で電源不要、屋外用の強固なボディ・・・

日照りや長雨、環境変化の激しい露地こそかん水は必要。

日本の農地のほとんどを占める露地のかん水管理こそが

農作業の効率化や収量UPにつながると考えています。

 

密を避けつつ、座学。

 

梅雨が明けました！

しかしこの連日の暑さ…　人にも作物にもチャレンジ続きの夏ですね。

 

前回の記事、こちらの続報であります。

メロンは１株2本仕立て、4果どりを目指しました。

 

しかしながら事件が！

順調に育っていたメロンたち。６月のおわりに定例作業で訪れると・・・

！！！！！！！

８玉のメロンがゴロンゴロンと地面に（ショック）

経費削減を心掛ける栽培担当者は、メロンフックを

新たに買うのではなく、ハウスにあるものを使って

メロンを支えようと試行錯誤していたのです。　

しかし、こうなっては元も子もありません。

すぐにホームセンターに買いに走りました。

小玉も落ちていました・・・涙

なかなか良い香りがするものも・・・

試しに１つを切ってみます。

思ったよりメロン！

赤肉と青肉の中間のようですね。糖度は９。

 

 

一週間後。

ひび割れしているものも見受けられました。

前週から追熟させたものも含め、事務所に持って帰って試食会です。

これはイイ感じのオレンジ色ではありませんか！

糖度は・・・最高で９と変わりません。

試食した社員の感想　「ちゃんとメロン」

しかしその後は、長雨の影響か、収穫はあっても糖度は下がる一方・・・。

 

お中元で頂戴した見事な山形メロンをいただく際、あえて

食べ比べてしっかり現実と向き合いました。

山形メロンの甘みをさらに引き立てる役目を果たしたサンホープメロン。

来年再挑戦します！

 

 

2020年１月末より「サンホープ式養液栽培システム　太耕望（たいこうぼう）」

による トマト・ナス・メロンの栽培検証を開始しました。 

（太耕望・・・詳しくはコチラ　https://www.sunhope.com/products/taikobo.html）  

トマトは農園日記でも度々ご報告しています通り、通年栽培の

検証を行っておりますが、今回ははじめてナスとメロンに挑戦します。 

 

１月末

播種。

 

２月末

まずはメロンをここうえるキューブとポットに鉢上げ 。

 

３月中旬　

トマトの鉢上げ。

 

３月下旬　

ナスの鉢上げ。

メロンもトマトも順調です。

 

4月８日　

新しいここうえるベースを用意し、定植。

 

 

4月23日

 

5月28日　

著しく成長しております。

ナスの一番果の摘果をしました。

メロンは自然受粉で大きくなってる実が・・・

（と同時にアブラムシが発生・・・・）。

 

6月22日

冷たい雨とハウス内19℃・・・天候不順でも作物はがんばっております。

 

果たして、おいしいメロンが収穫できるでしょうか？！　

続報をお楽しみに・・・

 

 

2019年9月～2020年4月上旬にかけて、 

「サンホープ式養液栽培システム　太耕望（たいこうぼう）による

トマト3品種・フルーツパプリカの栽培検証を行いました。 

（太耕望・・・詳しくはコチラ　https://www.sunhope.com/products/taikobo.html） 

2019年9月中旬　

定植 

中玉トマト　フルティカ 

2019年10月7日　生育は順調です。

 

中玉トマト　フルティカ

 

ミニトマト

 

2019年11月15日　

フルティカ糖度８

 

 

 

2019年11月21日　

フルーツパプリカ

ミニトマト

 

大玉トマト　イスラエル品種

 

フルーツパプリカ

 

 

2020年1月8日

フルーツパプリカ

 

2020年1月15日

フルティカの糖度が8.5%まで上がりました。全期間計測した中での最高値でした。

 

2020年1月21日

フルティカの糖度は7.5％でしたが、ミニトマトは10％！この写真の艶が物語っています。

社員からも大好評。スーパーのトマトとの差が歴然だったとのこと。

もちろんこれは、栽培管理者の愛情の賜物！と言いたいところですが、

光合成促進機様のおかげということです。

 

2020年2月28日

この後、上段を下ろしながら延命措置を続け、収穫は4月上旬まで続きました。

 

 

 

ちょうど1年前の2019年4月より、ココピートの袋栽培を開始しました。

発売中の「太耕望シリーズ」と同様の、圧縮型ココピートを

水で復元して使用します。
 

事件は定植後すぐにおきました・・・
給水のトラブル発生・・・！！

 

約1か月後の様子。植物の生命力は強い・・・！

（と言いながら一部は植え替えました）

 

2019年5月16日

 

2019年6月11日

 

2019年7月3日

 

2019年11月

本来なら剪定後に休眠させるべきところ、ぬくぬくと

温室育ちで甘やかしてしまった結果

 

2019年12月

春が来てしまいました。

 

2020年1月

 

2020年2月

 

2020年3月

大きいものでは500円玉を超えるものも。

 

2020年4月

外界の春の訪れと共に、露地の養液栽培に切り替えました。

 

 

以前の記事で稲のドリップ栽培の前編（5～7月）をお届けしましたが

満を持して、後編をお届けします。

 

8月8日　

稲穂を発見！！6～7月の日照不足と長雨の影響が

心配されていましたが、負けじとがんばって

育っている稲たちに感激。

8月16日

   

8月30日

順調に成長が見られます。

 

9月6日

 

9月12日

9月9日の台風15号は、千葉県はじめ関東各地に

大きな被害をもたらしました。

八王子でも最大瞬間風速33.3m/sを記録し、

稲もご覧の通り強風の影響を受けました・・・

 

9月13日

 

9月19日

台風の影響で傾きながらも、がんばってくれています。

 

9月26日

検証のため仮収穫

 

10月2日

10月7日

 

10月11日

稲刈りをし、ハウス内に穂掛けしました

（画像は9月26日に仮収穫、穂掛けしたもの）

10月12日の台風19号では、八王子市では

1日の降水量が392.5mmを記録しました。

今年は自然の猛威を体感する年となりました。

 

10月18日

いよいよ脱穀の日を迎えました。

中西ファームさんの脱穀機をお借りし、中西氏に

ご指導をいただきながら脱穀を無事終えました。

  

 

10月29日

中西ファームさんに籾摺りと精米をお願いし、

戻ってきたお米たち。

11 月29日と30日にサンホープ八王子ファームで

行なわれた社員研修にて

女性陣の鋭い目で選別しております！

 

2日目のバーベキューで、いよいよサンホープ米の実食！

 

つやつやに炊きあがったお米は、安納芋と同じく

写真撮影を忘れるほどの美味しさでした。

 

様々な人の手によって無事に形となった水稲苗の

ドリップファーティゲーション。

精米後で3キロ弱と少量ではありましたが、

来年も改善を加えて再挑戦します！

  

 

 

 

サツマイモ栽培に余分な肥料は不要と言われてはおりますが、

露地のドリップ推進派としまして、今回は

張り切って安納芋の養液栽培に挑戦しました。

ドリップチューブ有り無しの2ラインで検証。

 

2019/5/31　定植

2019/6/25　おおむね順調で、試験区・対象区で

　　　　　葉の生育に差は見られません。

 

2019/7/10 

向かって左が試験区(ドリップチューブ有り)、

右が対象区(ドリップチューブ無し) 

葉の生育が対象区のほうが揃っているように見えます 。

2019/8/19

素人なもので、株間のスペースにズッキーニを

植えましたら、あっという間にさつまいもの葉に覆われました。

 

その後も順調に葉は生い茂り、ドリップ有り無しの差は

変わらず確認できませんでした。 

 

 

2019/9/20 

満を持して、1株ずつ試し掘りです。 

左：対象区(ドリップチューブ無し)　　　　右：試験区(ドリップチューブ有り)

 

個体差もあるでしょうが、写真だけ見ると対象区の

ほうが市場で見る安納芋の姿ですね。 

違う結果が出ることを願って、

もうしばらく寝かせます・・・・ 

 

2019/11/1 

天候良好、収穫の日を迎えました。 

なかなか形のよいものもあり。

 

2019/11/5 

後日、事務所で計測 

試験区(ドリップチューブ有り)

 

対象区(ドリップチューブ無し)　 

　

試験区(ドリップチューブ有り)　　　7株　28個　総重量15kg 

対象区(ドリップチューブ無し)　　　9株　20個　総重量8.6kg 

試験区の重量は対象区の約1.7倍！

 

 

サツモイモ界の横綱・・・？！

 

 

レンチンで簡単な試食会。 

予想通り、試験区(ドリップチューブ有り)は、

水分を多く含んでいる分、甘さが対象区より

薄くネットリとした食感でした。 

 

収量の多かった試験区のサツマイモを使って、プリンを作りました。 

加工用サツマイモとして、活路を見いだせるか・・・？！ 

 

 

11月末の社員研修にて、1か月熟成のイモたちを焼き芋に！

ねっとり甘い焼き芋は、写真撮影を忘れるほどの

美味しさでした。

 

 

 

 

 

今春、ハウス内では新たに「バナナピーマン」なる

進化系ピーマンの栽培に取り組みました。

 

5月23日

播種

 

6月25日　　

同時に蒔いた他の種よりはスローペースながら、

着実に大きくなっています。

6月27日

鉢上げ

 

7月3日

鉢上げから約1週間後

 

7月10日

鉢上げから約2週間後

 

7月17日

定植

今回は検証として、ヤシガラの有機培地2種類で生育の違いを実験します。

①袋入り・・・ヤシガラのチップと粒子がブレンドされた培地

②ポット・・・ヤシガラ粒子のみの培地

7月25日

 

7月29日

開花宣言

 

8月8日

8月16日

第一結実、発見！

 

9月6日

3週間の間にぐぐっと成長しました！

色づきが薄い・・・？しばらく様子をみます。

 

9月12日

ややバナナ寄りに色づいたため収穫！！

 

左：袋栽培（ヤシガラチップ＋粒子）右：ポット（ヤシガラ粒子のみ）

色づきが薄い、と収穫を次週に持ち込んだ分は、炒めても

皮が固いままでした。

収穫のタイミングが難しい・・・

ヤシガラの配合の違いで、結果に大きな差は生まれませんでした。

左がよりバナナっぽい、、、でしょうか、、、？

 

 

 

 

 

5月23日　平均気温20.0℃　最高気温27.7℃　晴れ

 

5月16日に播種、5月23日には一部が発芽しました。

畝間がカラッカラです。想定外の暑さです。

ドリップ有無関係なく、苗を守るために急いで水やりしました。

 

5月30日 最高気温 25.7℃　晴れ

5月24日から27日までは最高気温が30℃を超えました・・・

 

6月27日 平均気温　24.7℃　最高気温 28.2℃　曇り

防虫ネットを張っていたため、記録が一か月ほど飛んでしまいました。

固体差はあるものの、6月の不安定な気候にも耐えてがんばっています。

 

7月3日 平均気温24.2℃　最高気温 27.6℃　曇り

過去4日、日照がほぼありません。画像にも光が足りません。

 

 

7月10日 平均気温20.3℃　最高気温　23.9℃　曇り

背丈もバラバラ、花があったりなかったり。

気温も例年を下回り、日照不足もかなり影響しています。

 

7月17日 平均気温23.6℃　最高気温　29.9℃　曇りのち晴れ！

過去6日間、「降雨・日射ゼロ」が続き、ようやくこの日、晴れ間が！！！

どんなに待ちわびたことでしょう。日差しを浴びて、畑が喜んでいます！

日差しがもどってきて、無事に収穫できることを期待します！

 

7月25日 平均気温27.6℃　最高気温　32.9℃　曇り/晴れ

【悲報】

 

いつものように様子を見に行くと、大事なとうもろこしが

獣に食べられているではありませんか！！

 

これは、、、完食、、、、

そ、そんなに美味しいの？！

上半分を折られて残っていた部分の皮を

剥いてみると、粒もそろっていて

良い出来ではありませんか。

 

8/月 平均気温30.3℃　最高気温35.9℃　晴れ

【さらに続く悲報】

獣界で評判にでもなっているのでしょうか。

この日は計14本が食べられていました。

うーむ・・・

大き目の形の良いものばかり食べられてしまったので・・・

味はとても甘く美味しいです。秋の収穫に向けてリベンジ！！